情報提供型歯科医院07

情報提供型歯科医院を目指す場合、注意すべきことがいくつかある。

もっとも注意が必要なのは、情報開示に責任を持たねばならないということだ。

確かに見た目だけのエステや美容院の広告のようなホームページもたくさんあるので、「ガッカリした」「期待を裏切られた」という患者さんも多いだろう。

筆者も、かの有名なデンターネットのブラック情報に「失望した」と書かれたことがある。
もちろん要求水準の高い患者さんや自己主張の強い患者さんもいる。

偶発的な怪我や先天疾患と違うウ蝕や歯周病には、発病の責任が自分にもあるということを自覚していない患者さんが大勢いるというのも事実だ。
ただ羊頭狗肉は現に慎まなくてはいけない。

ところが、もうひとつ重大な問題がある。

さすがに最近ではメールアドレスをさらしている医院は少なくなったが、電話番号は書かないわけにはいかない。
もっとも困るのが、ホームページの電話番号を収集しまくっている業者だ。

最近頻繁に掛かってくるホームページやSEO対策の営業電話には本当に腹が立つ。。

私たちはホームページ業者からの営業の電話を受けるために電話番号を公表しているのではない。
唯一、患者さんの利益のために公表しているのだ。

業者が勝手に電話で営業をかけてきて診療の妨げられたり、ホームページの内容をかいつまんで、さも医療関係者であるような言い回しを使った、無用の混乱を招くような紛らわしい営業の仕方は、たいへん不愉快だ。

誰だって「医院のホームページに書いてある『○○治療について』お伺いしたいことがある」と言われれば、診療を中断してでも電話に出てしまう。
あるいはYahooビジネスエクスプレスに登録してある医院を狙って無差別に「Yahoo登録について」などと電話をかけられれば、うっかり断る訳には行かない。

そこで、いま考えているのは「営業電話お断りマーク」だ。

単なるマークやロゴでは意味がないが、ホームページを巡回して電話番号を集め廻るような悪徳業者に注意喚起する方法を検討中だ。
情報提供型歯科医院を目指す場合は、ある程度の「雑音」は覚悟が必要だ。

筆者は率先して情報提供型歯科医院を提唱してきた立場から、志を同じくする先生方が診療を妨げられたり、無用の混乱や無駄な出費を強いられるようなことのないように、出来るだけの相違工夫をしていくつもりだ。